【飼育歴30年が教えるやさしいメダカの飼い方】

    見に来て頂きありがとうございます!
    湘南medakaのふみです。

    ここでは『メダカを飼いたい!』と考えているあなたに
    分かりやすく、今すぐに簡単に魚が飼える方法を解説していきます!

    僕は熱帯魚・メダカ・金魚・海水魚など飼育歴は31年目

    魚が大好きすぎて、湘南medakaというネットショップを運営しています。

    初心者さんでも分かるように、飼育方法を丁寧に説明していきますので、

    解らないことがあったら、

    『とりあえず湘南medaka見てみるかー』

    そんな風に思ってもらえたら最高です。

    目次

    【お家の容器に魚を入れる超簡単な手順】



    メダカは誰でも簡単に飼える魚です。

    超簡単に言ってしまうと、


    飼育容器に「カルキ」が抜けた水を入れる。
           ⇩
    魚が入っている袋の水と飼育容器の水の水温を、同じにしてから魚を入れる。

    たったこれだけです、

    難しく考える必要はありません。

    「カルキ」とはざっくり言うと、水道水に雑菌が湧かないように混ざっている薬(塩素)です。
    消毒薬が入っている訳ですから、小さな魚にはあまり良くありません。

    この「カルキ」を中和剤を用いて取り除く作業は、魚の水替えをするときに必ず行います。

    慣れてしまえばとても簡単な作業なのですが、最初の水合わせはとても重要です。
    飼い始めてから2週間くらいが、一番病気にかかったり死なせてしまうことがとても多い時期なんです。

    大切なお魚と長く付き合えるように

    ここからもう少し丁寧に解説していきますね!

    【メダカを飼う前に用意しておく道具】

    用意するもの
    ・魚を飼う容器

    ・塩素中和剤(カルキ抜き)
    ・餌
    ・デジタル水温計
    ・水替えに必要な吸い上げポンプ
    ・水替え用にバケツ
    ・網

    この画像は僕が実際にお使用している道具です。

    簡易的な道具なら、100円ショップで全て手に入りますよ。

    先ずは安価な物を試してみることで、次に買うしっかりした商品の良さも実感できるようになります。

    とりあえずは無理せず揃えましょう!

    【容器を選ぶ】
    メダカのの飼育容器は、どうやって育てたいかによってたくさん種類があります。

    例えば
    屋内か屋外か
    水槽でろ過器をつけて育てたり、水草などを入れてビオトープにしてみたり。


    「メダカを育てたい!」と思ったとき、思い描いたイメージがありますよね。
    あなたのイメージ通りの飼い方で飼育するのが、アクアライフを長続きさせるコツです。

    初心者さんには最低10ℓぐらいは水量がある容器をお勧めします。
    容量が少ないほど水が悪くなりやすいので難しく、水量があればあるほど水質が安定して飼いやすくなります。

    5L程の小さな容器を使う場合は、深い容器より浅くても表面積が広く泳ぎ回れる容器を選びましょう!

    小さな容器や浅い容器の場合、冬の屋外飼育だけは凍結してしまわないように深い容器に移し換えたり、夏は水温が上がり過ぎないように涼しい場所に置いたりと工夫する必要がありますが、それ以外ならどんな容器でも育てることができます。

    《注意すること》

    『容器は必ず綺麗に洗ってください!』

    魚を飼うための用途以外で市販されている容器、
    例えば プラスチック製の工具箱などは、
    綺麗に見えても薬品が付いているのか、水につけるとヌルヌルしていることがあります。

    暫らくして原因不明で魚が死んでしまうことがよくあるので要注意です。

    メラニンスポンジなどで「キュッキュッ」と音が鳴るくらいよく洗ってから使用しましょう。

    【魚に適した水を作る】

    水道水には塩素(カルキ)が入っているので、まず塩素を中和させます。
    メダカにとってこの塩素は有害です。

    お金をかけない方法だと
    日光の当たる場所に水を汲んでおくことで無害化されます。

    この方法でも良いのですが、日光の当り具合で無害化される時間も異なり、実際に塩素が抜けてるのかよく分かりません。

    その点、塩素中和剤は即効性がありおすすめです。
    小さいボトルで良いので、1本持っておくと便利ですよ。
    使用方法は、水10ℓに対して2~5ml入れ混ぜるだけ。

    アクアリストを挫折してしまう一番の原因は、面倒な水替えです。

    塩素中和剤はこの水替を楽にしてくれます。

    各社からさまざまな付加価値をつけた《塩素中和剤》が市販されていてどれが良いのか迷ってしまいます。

    塩素中和剤の選び方について詳しくはこちら

    僕が使っているのは、テトラ社の「コントラコロラインという比較的安価な商品です。

    この他、少し高級な「アクアセイフ」などはカルキを抜く以外にも、
    重金属の無害化
    ビタミン・ミネラルを配合していて、
    エラや皮膚を保護するなど、魚を安定させてくれる成分が入っている商品があります。


    ご予算に応じて選んでみてください、ここは無理をしなくて大丈夫ですよ。

    この2つの商品は、僕が観賞魚飼育を始めた30年以上前からありますから、実績も信頼性もあります。
    昔から熱帯魚飼育をされているベテランの方から支持されている中和剤です。

    【魚を買いに行こう!】


    さあ、いよいよショップに魚を買いに行きます!

    健康な魚を選ぶことは大切なことです。

    プロはこんなところを見ています。

    ・目はニゴリがなく綺麗か
    ・ヒレは切れてなく、ぴんと張りがあるか
    ・背骨は曲がってないか
    ・変な泳ぎ方をしていないか
    ・太ってたり、痩せてたりしていないか
    ・病気になっていないか
    ・呼吸は荒くないか

    などなど

    初心者さんには、どの仔が良いのか判断するの難しいですよね。

    一番おすすめなのは
    迷わずショップの店員さんに任せましょう!ってこと 笑

    『始めて魚を買います。』
    『健康な魚を選んでもらえませんか?』
    『オスとメスペアでお願いします。』

    そう言ってしまうのが1番の近道です。

    店員さんは魚大好きですから、状態の良い魚を直ぐに選んでくれるでしょう。

    初心者であることは、恥ずかしいことではありません。
    むしろ僕は、新しく始める方を見ると、嬉しくてテンション上がってしまいます。
    分からないことはどんどんお店の人に聞きましょう!

    オスとメスをペアで買うことで、卵を産ませて孵化させることも出来ますから
    愉しみの幅が広がりますよ!

    メダカ飼育の一番の愉しみは、卵を孵化させて成魚まで育てていくサイクルです。


    注意すること

    残念ながらショップには良いショップと悪いショップがあります。
    ショップの店員さんに言われるがままに、最初から沢山買い揃えないようにして下さいね。

    魚の状態も店によって、驚くほど良し悪しがあります。

    白点病や尾腐れ病などにかかっている魚を、売り物の水槽に一緒に入れているようなところで魚を買うのはやめましょう。

    良いショップは病気の魚をしっかり隔離し、薬浴中など掲示しているはずです。

    【容器に対して魚の数ってどのくらい?】

    魚の数は、飼育環境で大きく変わります。

    容器や魚の大きさ、
    ろ過器やエアレーションしてるかの有無でも違います。

    一般的に1リットルの水に対して魚一匹と言われていますが、
    僕は2リットルの水に対して、魚一匹位の感覚が良いかなーと感じます。

    このくらいゆとりある飼い方をしていると、『水替えするの面倒くさーい!』って少しだけ水替えが遅れても、
    魚が死んでしまうことはないでしょう。

    【超重要 魚を飼育容器に入れる手順】


    ここが一番重要です。

    いい加減な水合わせをすると、病気になったり死んでしまったりする大きな原因になります。


    慎重に水を合わせをしましょう!

    重要ポイントは
    ・水温をしっかり合わせる
    ・袋の水と容器の水をゆっくり混ぜる

    この2つです。


    手順



    購入後、膨らませたビニール袋に魚が入っていると思いますが、そのまま容器の水に30~1時間位浮かべて下さい。
    泳ぐスペースが広がるので袋は横に寝かせましょう!
    プラケースに移し替え浮かべても良いですね。

    こうすることでゆっくり容器の水との水温を合わせることができます。

    水温は±0.5℃ぐらいの誤差で合わせます。

    デジタル水温計があるとすぐに測れるのでおすすめですよ。

    【注意すること】

    袋の水をよく見て、小さな貝が入ってないか確認してください。

    貝や貝の卵が入らないように注意しましょう。
    繁殖力旺盛で、あっという間に増えてしまいます。
    見栄えも悪くて本当に厄介なんです。

    水草に付いてることが多いので、容器に入れるとき注意してください。

    ヒメタニシは繁殖力も弱く、コケ取り、残り餌を食べてくれ、水質も浄化してくれるのでおすすめです。



    水温が合ったら、魚が入っている袋に少しづつ容器の水を合せ入れていきます。

    熱帯魚などでは御法度ですが、メダカの場合は袋の水を入れても大丈夫です。

    2~3分程度で水量が倍になるくらいゆっくり合わせます。
    これは、急激な水質の変化でショックを与えないためにやります。

    ビニール袋がぺちゃんこになって、魚を挟んでしまわないように気を付けながら、水中でゆっくり放します。
    ビニール袋の口をクルクル巻いてやると、ペタッと閉じるてしまうことが防げますよ。

    【購入後、餌はすぐに与えない】

    すぐに餌をあげたいところですが、
    消化不良を起こしやすいので、餌は次の日まで我慢しましょう!

    2、3日与えなくても健康な魚は問題ありませんよ。

    餌は少量を、
    食べ残しがないように与えてください。

    こんな感じでスタート出来たら
    とりあえず完了です!

    水替えは、週一回1/3~半分くらいの水量を替えることを基準とし、状況に応じて変えていきます。

    はじめの2週間くらいが、一番魚が病気になったり死んでしまったりすることが多いので、ストレスを与えないように静かに観察しましょう。

    【買い足すのは、魚のいる暮らしのルーティンができてから】

    育て始めは熱量もあるので、どんどん魚を買い足したくなるものです。

    ですがそこはグッとこらえて、
    新たな魚を買い足すのは、生活にアクアリウムを取り入れたご自分のルーティンができてからにしましょう。

    メダカはどこでも簡単に飼えますが、1つだけルールがあるとするなら、

    それは規則正しく、メダカの生活リズムを整えてあげることです。

    人間と一緒で、
    起きてるときは明るくし、寝ているときは暗くしてあげてください。

    餌は決まった時間に1日1~3回程度、暗くなる3時間前までに与えることにより消化不良を防げます。

    定期的な水替えで水は綺麗に保ち、一気に全部水替えをして急な水質の変化でストレスを与えないように育てることが大事です。

    照明時間は8〜15時間くらいが理想です。

    ちなみに
    産卵するには照明時間は13時間以上必要です。
    水温が20℃以上になってくると、徐々に産んでくれます。

    【水が良い状態になる目安】

    水を立ち上げてすぐは、水を綺麗にしてくれるバクテリア(水中の微生物)などが全くいない状態なので、水が汚くなりやすいんです。

    このバクテリアの話は観賞魚飼育においてとても重要です。

    『バクテリアを増やすことができれば、どんな魚でも飼える。』

    そのくらい大切なことです!

    底砂を敷いてろ過器を付けている場合、
    バクテリアは2か月程で安定してきます。

    2か月間、魚が死ぬことなく上手く育てることが出来たら大成功です!

    苔の生え具合によって状況が判断できます。

    例えば
    茶色いコケが生えてる場合は光量が少ないとき。
    明るい緑色のコケが沢山生えてきたら、光量が強すぎる。
    濃い緑色の硬いコケが壁に生えてきたら、『良い状態がキープできたんだな』と判断できます。

    【最後に】

    ここではすぐに始められるように、超簡単に最低限すべきことだけ説明しました。

    例えるなら、

    「子供を幼稚園に入れましたー!」
    って段階です。(笑)

    何もない部屋に放り出されたら不安でしょうね。

    今後やらなければいけないことは
    「子供たちをどう育てていくか」
    です。

    「もっと詳しく知りたい!」という向上心に溢れた方に向けて、

    分かりやすく一つ一つの事柄について丁寧にまとめていきます。

    どうぞお好きな所から読んでみてください。

    知らないうちに本10冊分、それ以上の知識が身につくメダカの教科書を作ります!

    是非『湘南medaka』をお気に入り登録お願いします!

    最後まで観ていただきありがとうございます。

    生き物との暮らしは心を豊かにしてくれます。

    愉しいアクアライフを!


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