一年で一番気温の高い8月。
過去の気温の推移を見ていきましょう。
8月の注意することは水温です。
30℃以上の高水温になると、
水質の悪化・溶存酸素量の減少・メダカが徐々に弱るなど、
高過ぎる水温は何も良いことがありません。
メダカは強いので、34~5℃ぐらいまでならすぐに死ぬことはありませんが、長く続くと次第に弱ってきます。
日よけや風通しの良い日陰に移すなど、30℃以下で育てることを目指しましょう。
良い状態で維持管理できている方のメダカ達は、7月と同様に餌食いも良いので、餌の量や回数を増やさないとどんどん痩せていってしまいます。
1日1回しか餌をあげることができない方には、本当に厳しい季節です。
1回の給餌だけではどんどん痩せていってしまいます。
そんなときは、ミジンコやグリーンウォーターで管理すると良いですよ。
なるべくお休みの日には回数を多めに与えましょう。
餌をたくさん食べればそれだけフンもします。
水温が高いと水質が悪化するのも早いです。
この時期に大活躍してくれるのが水草です。
水草を入れておくと、水質を浄化してくれるし、日陰も作ってくれます。
浮草やホテイ草は放っておいても簡単に育ちますが、逆に増えすぎて水面を覆い尽くしてしまわないように、増え過ぎたら間引きをしてやりましょう。
成長して厄介なのが藻類です。
糸状の苔が水草に絡まって大量発生する時期です。
見栄えも悪く、メダカも泳ぎづらそうにしている光景を見るようになります。
絡まって死んでしまうこともあるので、気づいたら早めに取り除くようにしましょう。
長めのハサミやピンセットを用意しておくと、手を汚さずに手入れができるので管理がとても楽ですよ。
お盆休みを過ぎると次第に朝晩は過ごしやすくなってきます。
水温上昇に気を揉むことも減り、ホット一息つけるようになるでしょう。
月末には日照時間も短くなるので、そろそろ採卵も終わりに近づきます。