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湘南medakaのふみです。
6月は梅雨の季節です。
注意することは、長雨対策と日照不足によるメダカの体調不良です。
こちらは2022年のgoo天気での気温の推移です。
このgoo天気のカレンダーはとっても役に立ちます。
この表を見ると
最低気温 10.1℃
最高気温 36.1℃
平均するとおよそ21℃前後でした。
梅雨入りは平年より1日早い6月6日、
梅雨明けは平年より22日早い6月27日。
日の出は4時半頃、
日の入りは7時10分頃です。
2022年は梅雨明けがとても早かったですね、前半にチョロチョロと雨が降っただけで、光量不足や長雨で困るようなことはありませんでした。
5月中に雨対策と日除け対策をしていたので、急な雨や炎天下のなか作業することもなく、慌てずに過ごすことができました。
【長雨対策】
雨対策で重要なのは2点あります。
・容器の水が溢れ出て魚が流されないようにする
・雨水が入ることによる急激なPHの変化に注意する
成魚でも驚いた拍子に容器の外へ飛び出すことがあります。
雨によってメダカが流れないようにするための一番シンプルな方法は、毛細管現象を利用したやり方です。
《毛細管現象のすすめ》
ウールマットを使いこんな感じにセットすると、溢れる前にウールマットをつたって外に水を排出することができます。
洗濯バサミでウールマットを挟むとあまり見栄えが良くないので、僕はアルミの薄い板で押さえています。
ウールマット以外でも、ボロ布や使い古しの軍手など水が染み込む素材なら何でも大丈夫です。
《クリヤーウォーターで育てる》
雨でメダカが死んでしまう原因は、PHの急激な変化です。
グリーンウォーターのPHは弱アルカリ性です。
そこに降り始めの酸性雨が入ると、グリーンだった水が透明になることがあります。
そんなとき底に緑色の沈殿物がないですか?
原因は急激なPHの変化で、植物性プランクトンが死滅してしまうからです。
そのうち水質もどんどん悪化してしまうので、こんな時は早めの水替えを行いましょう。
雨ざらしの場所で育てるなら、砂利や赤玉土を入れ、クリアーウォーターで育てると雨が降っても気にする心配がなくなります。
《徐々にクリアーウォーターにしていく》
グリーンウォーターからクリアーウォーターにするときには注意点が2つあります。
グリーンウォーターに砂利や赤玉土を入れたりホテイ草など水草を入れ毎週水替えをしていくと、次第にバクテリアが繁殖し透明に変わってきます。
こうやって徐々に水質を弱アルカリ性から中性に変えていくことにより、魚にストレスなく環境を変えることができます。
もう一つ
《痩せ細りに気をつけよう》
暖かくなり活性が上がる時期に、グリーンウォーターで飽和給餌していた状態から、急にクリアーウォーターにすると、痩せてくることがあります。
エサ不足にならないように、魚の体型が痩せてないかをよく観察しながら量や回数を調節しましょう。
《良い雨と悪い雨》
降り始めの雨は大気中のゴミやチリなどで酸性に偏っている場合が多いです。
この雨が水質を急激に変えて悪さをします。
降り始めの雨が悪い雨だとすると、
しばらく降り続いた雨は次第に中性によってきます。
空気中の塵や汚れが初期の雨で流れされて綺麗になるからです。
この雨は自然に水替えをしてくれてる状態なので良い雨です。
こんな感じに雨を分けて考えると、飼育も楽になりますよ。
《低水温による病気に注意》
長雨や光量不足、水温低下など様々な環境の変化でメダカの調子が悪くなり、病気が発生する時期です。
強い個体なら病気になっても自然治癒することがあるのですが、
よく観察し、早期発見・早期治療ををすることを心がけましょう。
発見したらすぐにプラ箱などに隔離し、エアレーション+薬浴をします。
メダカは熱帯魚などとは違い、比較的重症に見えても治癒してくれますので諦めずに薬浴してみてください。
《まとめ》
「梅雨対策を万全にしましょう。」
・メダカが雨で流れ出るのを防止する。
・水質の変化に気を付ける。
・グリーンウォーターが急に透明になったら危険。早めに水替えをする。
・病気になりやすい時期なので、よく観察し早期発見を心がける。
こんな感じです。
難しく考えず、
よく魚を愛で、定期的な水替えをしていれば全く問題ありません。
魚と考えるというより、「もしもこのメダカ達が自分だとしたら」と考えると観賞魚飼育は上手くいきます。
最後まで見ていただきありがとうございました。
良いアクアライフを!