見に来て頂きありがとうございます。
湘南medakaのふみです。
5月は暑くもなく寒くもなく、一年を通して一二を争う良い季節です。
ゴールデンウィークまでは寒暖差の影響で、
メダカにとっては体調を崩しやすい時期でしたが、気温も落ち着き水草も青々いきいきとしてきます。
【5月の気温の推移と飼育状況】
《5月の神奈川県の天気》
こちらはgooの天気出現率の画像です。
GOOの天気は1ヶ月の気温の推移を確認するのにとても便利。
最新の気温一覧や当時の天気図も見れるのでオススメです。
2022年5月の最高気温は29.9℃、最低気温は11.1℃。
沖縄では平年より6日早い、5月4日に梅雨入りが発表されました。(関東甲信地方は6/6)
日の出は4時半、日の入りは18時半あたりです。
僕の住む神奈川県では、朝方の水温は15℃〜21℃ぐらいを推移。
ゴールデンウィークは気温も暖かく、たくさん取れていた卵の数も、中旬には朝方の水温が15~17℃と肌寒い日が続き激減してしまいましたが、
23日以降後半にかけては最低水温も19℃あたりになり、徐々に安定してきました。
【エアーレーションを始める】
気温が上がり始めるとそれに伴い、水中の溶存酸素量も減ってきます。
メダカは酸欠に強いので、エアレーションがなくても問題なく育てられます。
ですがエアレーションをすると活性が上がって活発になり、ポンプの音やブクブクの音で、物音にも慣れ警戒心が弱まります。
水が動くことによって水面の油膜を取り、アオコの発生の抑制やバクテリアの増殖などメリットがたくさんあります。
エアレーションを止めたときに魚が落ちやすいと聞いたことがありますが、僕はあまり気になったことはありません。
デメリットをあまり感じないので、毎年エアレーションは行うようにしています。
でもそこで1つ問題が、
『エアレーションしたいけど、屋外にコンセントがないんだよね』
そんな方、多いのではないでしょうか。
屋外に電源がない方は、ソーラーパネルで動くエアーポンプがオススメです。
数年前までは粗悪なものも多く、直射日光が当たらないと作動しない、使えないポンプもありました。
僕が使っているソーラーポンプはこれです。
「中華製の安価なものは駄目だ」なんて、もうそんな時代ではありません。
ソーラーパネル以外にもUSBで充電できたり、節電モードがあったりと使いやすく安価なのでリピート買いしています。
防水性能はないので、モーターは100円ショップなどのプラ箱をかぶせて蓋をし、ソーラーパネルはビニール袋かぶせて保護しておけば問題ありません。
最初に購入した物は約3年間、問題なく使えました。
その後不注意で壊してしまったので、何年持つかは試してません。(泣)
注意したいのがエアレーションの強さです。
強すぎるとメダカが泳ぎ疲れてしまいます。
分岐弁などを利用し、空気の量を調整しましょう!
【日除けと雨対策】
これから夏に向け水温がどんどん上がってきます。
今のうちに日除け対策を考えておくと良いでしょう。
高水温はメダカの体力を消耗させ、次第に弱ってきます。
〈水温を上げないための対策〉
・スダレを設置する
・風通しの良い場所に容器を置く
・容器の上に板などを置き日陰を作る
・水生植物を入れて日陰を作る
・コンクリートの地面に直接置かず隙間を作る
それと雨対策です。
6月辺りから梅雨に入ります。
雨でメダカが流れてしまわないように、毛細血管現象を利用した雨対策などをしておくと長雨にも安心です。
透明な波板で蓋をしてしまうと真夏は高水温になり危険です。
風が通るように隙間を開けて被せると良いでしょう。
クリアーウォーターでの飼育なら問題ありませんが、雨ざらしの場所でグリーンウォーターにして育てている場合、雨水は要注意です。
雨が降ったあとにグリーンウォーターが透明になることがあるのですが、これは水が綺麗になったわけではありません。
バクテリアなどの微生物が死んでしまい水質が悪化してくるサインです。
この原因はグリーンウォーターのアルカリ性に傾いていた水が、酸性雨によって急激にPHが変化するために起こります。
そんなときは早目の水替えで対処しましょう。
ですが全ての雨が悪いわけではなく、どんな雨かによって対処方法は変わってきます。
降り始めの雨は、酸性が強いので注意が必要です。
暫く降り続いた雨は中性によってくるので問題ありません。
逆に自然の水替え状態になるので良い場合もあります。
このように良い雨と悪い雨を使い分けると、メダカ飼育も深みがまして、もっと上手に愉しく育てることができます。
【メダカの採卵と孵化の条件】
気温も暖かくなり水温も20℃越える日が多くなると、抱卵してくれる仔が増え始めます。
5月に稚魚を取っておくと、成魚で冬越しをさせることができますので、落ちる心配も軽減されます。
メダカの抱卵の条件は
日照時間が13時間以上、水温がだいたい20℃を越えてくると抱卵し始めます。
卵から孵化し針子になるためには、『積算温度』というのがあって、
積算温度が250℃を越えると孵化し始めます。
例えば水温が20℃だとすると、
250(時間)÷20(℃)=12.5(日)
ということになり
およそ12~13日で孵化します。
【まとめ】
この時期は暑くもなく、蚊もいないので屋外で作業するには最も良い時期です。
今のうちに準備をして夏を迎えましょう!
・エアレーションをして水を動かしてあげると飼育が楽になります。
・『日除け対策』と『雨対策』は、
この時期までにやっておくと慌てずに済みます。
・梅雨前までのベストシーズンに、たくさん仔を取っておきましょう!
自分なりの今年の状況を、月ごとにGoogleのkeepやWindowsのOneNoteなど、メモアプリに残しておくと来年の飼育にとても役に立ちますよ。
最後まで見ていただき有難うございました。
良いアクアライフを一緒に愉しみましょう!